2012年1月25日水曜日

全米の中心で反戦を叫んだ女



こんばんはじゅんやんです^u^

いつもこの時間になると、色々なことを考えるのでブログを更新したくなります^u^

レポートもテストも就活もやることは山ほどあるのに・・・笑

今日は音楽についてのお話です。

さっそくですが、みなさんDixie Chicksというバンドは知っていますか?

アメリカのテキサス州で結成された3人組の女性バンドです。

日本ではあまりなじみのない、カントリーミュージックというジャンルの曲をメインに作っています。(詳しくはググってね☆)




このバンドはアメリカでも大御所的立ち位置で、

もうバンド自体は20年以上続いています。

おばちゃんなはずなのに全員めちゃ美人ですあれれなんでしわがないのかな^q^←




さて、本題に入ります。

時は2001年。皆さん覚えてますか?

全米テロが起こった年です。

このテロにより、アメリカ人は皆、大きな、悲しみと憎しみの渦の中にいました。

その二年後の2003年。

アメリカの大統領ブッシュが、イラク侵攻の準備をしているときです。

このバンドのメインボーカル、ナタリー・メインズがコンサートでこう発言しました。

「私たちはテキサスから大統領がでたことを、恥ずかしく思います。」

これはつまり、アメリカが憎しみに震え本格的に戦争を始めようとしている中で、

メインズはたったひとり「反戦」を唱えたのです。




このアンチ・ブッシュ政権はメディアでも大きく取り上げられ、

あらゆる人・団体・ファンから批判されました。

彼女達のCDの不買運動が起こったり、

カントリーのラジオ局ではdexieの曲は放送禁止にもなりました。




正しいことを言ったが故に、彼女達は全米を敵に回しました。




一度はこのアンチ・ブッシュ政権の発言に対して、

ボーカルのメインズは謝罪をしましたが、

彼女は依然として、「反戦」を唱え続けました。




そして、この政治的論争のおよそ3年後の2006年、

Not Ready to Make Niceという曲を出しました。




http://www.youtube.com/watch?v=SnkdE2KwYLw






It’s a sad sad story when a mother will teach her daughter that she ought to hate a perfect stranger.


And how in the world can the words that I said
Send somebody so over the edge.
That they’d write me a letter sayin’ that I better shut up and sing or my life will be over


「そして私にこんな手紙をよこす。


「あんたはただ黙って唄っていればいい。さもないと命はないぞ」」


この部分を聴いた時に思わず胸が痛くなりました。










このミュージックビデオを見ると分かりますが、


この曲を通して彼女達は「反戦」のメッセージを訴えかけました。


彼女の瞳は強く、歌詞はダイレクトに、アメリカに立ち向かっていました。


彼女は1人の母親として、そしてアメリカ国民として、全米を敵にまわしてまで


国が間違った方向へ進んでいくことに1人全力で反対したんだと思います。






結果として、この曲はその年全米で売り上げ9位を記録、


この曲が入ったアルバムはグラミー賞を受賞しています。


当時私は高校2年生で、家でテレビにはりついてグラミー賞を見ていました。


この曲を聴いたとき、感動して思わず涙がでたのを覚えています。


そして翌日にCDを買いに行き、今でもそれは手元にあります。














「伝えたいことがあるアーティストは本当に強い」






ほんとにこの通りだと思います。


アメリカのアーティストが


こういった政治性の強い曲を発表することは珍しくありません。






ぜひ日本人にも


こういった曲を聴いてほしいなと思います。


AKBや嵐もいいけどね。










私は彼女を心から尊敬しているし、


彼女のような強い女性になりたいです。







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